元歌手、弘田三枝子さんが突然死去。彼女の晩年は整形依存症と醜形恐怖症に苦しむ日々だった。2020年7月21日、千葉県内の自宅での突然の倒れ込みが報じられた。亡くなる前日には大量の睡眠薬を摂取したとの情報があり、その死因は心不全とされているが、自殺説も浮上している。
弘田さんは1970年代に「和ポップス」の先駆けとして名を馳せ、数々のヒット曲を生み出した。彼女の美しさは年齢を重ねても衰えず、多くのファンに愛され続けた。しかし、晩年は美への執着が彼女を蝕んでいった。整形手術を繰り返し、鏡を見ることができないほどの醜形恐怖症に悩まされる中、彼女の精神状態は悪化していった。
彼女の妹は、弘田さんが鏡を嫌っていたことを明かし、晩年の彼女は意識が朦朧としていたと語った。鏡を見た際には悲鳴を上げ、精神的な不安定さが際立っていたという。弘田さんは「麻酔を打たれ、眠りに入る感覚がたまらなく好きだった」と述べ、手術を続ける理由を語ったが、その代償は大きかった。
弘田さんの死は、ただの事故なのか、それとも彼女自身が選んだ道だったのか。彼女の美しさの追求が引き起こした悲劇は、今も多くの人々に衝撃を与えている。彼女の思い出と共に、彼女の苦悩を知ることは無関心ではいられない。