トランプ大統領からの“アメ車購入要求”めぐり石破総理「左ハンドルがそんなに売れると思えない」
トランプ大統領が日本でアメリカ車が売れていないとたびたび不満を述べていることをめぐり、石破総理大臣は「そもそも左ハンドルの車がそんなに売れると思えない」と指摘しました。
国民・上田参議院議員は、「なぜアメリカの車が売れないか、道路事情や住宅事情についての理解に欠けているし、省エネに関しての理解も欠けていると。自分たちが悪いんじゃないかという交渉もやっぱりやっていただかなくちゃいけない」と述べました。
石破総理大臣は、「そもそも日本で左ハンドルの車がそんなに売れるとは思えんのですよね。なかなかここが難しいんだろうと思う。委員がおっしゃるように燃費の問題もございます。」と強調しました。
また、トランプ大統領が非関税障壁だと主張する自動車の安全基準については、交通事情などの背景をお互い理解しながら「国民の安全を損なわない範囲で議論すべき」と強調しました。
日本維新の会の藤巻参院議員が、日本の会社がアメリカで製造した車をアメリカ車として逆輸入すればアメリカ車の販売量が増えると提案したことについては、「1つのアイデア」と応じた上で、各企業の経営戦略だと付け加えました。
そのうえで、必要なのは日本の消費者にあった車をつくれるかどうかでそれは「アメリカ企業の努力にかかっている」と強調しました。
テレビ朝日報道局