俳優の山口祐一郎(68)が、法律を学び続けていた10年の努力の末、中央大学法学部通信教育課程を2023年に卒業したことが明らかになった。彼は23日放送のテレビ朝日系「哲の部屋」に22年ぶりに出演し、その人生の新たな一歩を語った。
山口は、舞台での経験が自身の体力維持に役立っていると語る一方で、現代社会に適応するためには思考をアップデートする必要があると痛感している。そのため、彼は法律の勉強を決意し、10年をかけて通信教育で専門知識を習得した。学生時代には、自分より若い教授に厳しい指導を受け、レポートの書き直しを余儀なくされることもあったという。
彼の人生は波乱万丈であり、両親の離婚後、母親に育てられた山口は、5人の父親を持つ複雑な背景を持つ。歌の道を進むきっかけを与えたのは、4番目の父親だった。また、黒柳哲子からのリクエストで披露したロングトーンも、彼の芸術家としての一面を象徴している。
山口の70歳の誕生日が近づく中、彼の挑戦は多くの人々に勇気を与える。法律を学び続ける姿勢は、年齢に関係なく新たな目標を追求する重要性を示している。彼の言葉には、夢と学びを諦めない力強いメッセージが込められている。今後の彼の動向に、さらなる注目が集まるだろう。