仙台のスーパー「手数料が高いのでキャッシュレスやめます…」

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仙台市のスーパーが驚きの決断を下しました。キャッシュレス決済を終了し、現金払いのみに戻ると発表したのです。これは、急激に高騰した手数料のためで、特にクレジットカード会社への負担が3%を超えていることが大きな要因とされています。

この決定は、仙台市若林区にある「青線艦村主」が伝えたもので、3月31日をもってキャッシュレス決済を全面的に終了します。経営者の村主吉社長は、「常に3%引きで商品を販売しているようなもの」と話し、手数料が経営に深刻な影響を及ぼしていることを訴えました。実際、来店客の34%がキャッシュレス決済を利用している中でのこの決断は、多くの顧客にとって衝撃的です。

経済産業省は、キャッシュレス決済の利用率を2025年までに40%に引き上げる目標を掲げていますが、現状では逆に手数料負担が増加し、消費者の選択肢が狭まる一方です。手数料の上昇は、特に小規模な飲食店などにとって致命的であると指摘されており、業界全体での競争が逆に手数料を高騰させるという皮肉な状況が続いています。

村主社長は、国が手数料を引き下げる努力をしていないと批判し、「手数料負担が0なら当然やる」とも語りました。キャッシュレス決済が普及する中、経営側の苦悩と消費者の利便性の対立が浮き彫りになっています。この問題は、今後の消費動向にも大きな影響を与えるでしょう。

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