川崎女性遺体「つきまとい」認めたのは発見1か月前…“ストーカー捜査”なぜ遅れた?(2025年5月4日)

川崎市で発見された女性の遺体に関する衝撃的な事件が進展を見せています。昨年12月20日から行方不明だった岡崎朝日さん(仮名)の遺体は、先月30日、元交際相手の白井秀行容疑者(29)の自宅で発見されました。遺体はボストンバッグに入れられ、焼かれた痕跡も見つかっています。警察は、白井容疑者が朝日さんに対するストーカー行為を行っていたことを認め、現在、彼の関連性を重点的に捜査しています。

この事件の発端は、朝日さんが去年9月に白井容疑者からの脅迫を受け、警察に被害届を出したにもかかわらず、取り下げに追い込まれたことにあります。家族によると、白井容疑者からの圧力があったとのことです。その後、朝日さんは行方不明となり、警察は事件性がないとして初動捜査を怠っていました。

遺体発見の一か月前、白井容疑者はすでにストーカー行為を行っていたことを認めており、警察の対応の遅れが問題視されています。捜査関係者によると、警察は白井容疑者からの要請により、捜索の範囲を制限されていたとのことです。さらに、白井容疑者は捜査に対し「何も知らない」と主張し、周囲を欺いていた可能性があります。

現場には朝日さんを悼む人々が集まり、彼女の無念を祈る姿が見られました。添えられたメッセージには「もう怖いことはない」との言葉があり、彼女の家族や友人たちの深い悲しみが伝わってきます。警察は白井容疑者を逮捕し、さらなる捜査を進めていますが、なぜこれほどまでに警察の対応が遅れたのか、疑問の声が上がっています。

この事件の真相解明が急がれます。警察は今後、白井容疑者の行動や背景を徹底的に追及し、再発防止に努める必要があります。私たちの社会におけるストーカー問題の深刻さを再認識させるこの事件、今後の展開から目が離せません。

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