千葉県いすみ市で、オーストラリア人の父親と日本人の母親、そして3人の子供からなる家族が、農業と動物との生活を営んでいました。しかし、家族に重大な変化が訪れました。父親デミヤンさんが重い肺の病気にかかり、さらに背骨を骨折するという、痛ましい事態が発生したのです。入院を余儀なくされたデミヤンさんは、長い闘病生活を経てようやく退院。しかし、医師からは動物の飼育を止めるように指示され、家族の賑わいが一変しました。
ついに、デミヤンさんは動物たちを手放さざるを得なくなり、残ったのは家族が移住前から飼っていた犬だけ。今や静まり返った小屋で、かつての賑やかさは影を潜めています。家族の生活は完全に変わってしまったのです。以前は直売所で売るほど取れた卵も、今ではスーパーの卵を頼らざるを得ない状況です。
デミヤンさんは、インドネシアのバリ島に一人旅をし、心のリフレッシュを図りました。家族が動物を失ったことで、彼の心にぽっかりと空いた穴がどれほど大きいか、想像に難くありません。さらに、長女サラちゃんが都会に戻りたいと発言するなど、不安定な状況が続いています。家族の未来は依然として不透明です。この家族の物語から目が離せません。