天皇皇后両陛下が、能登半島地震の被災地を訪れ、被災者に心を寄せる姿が報じられています。両陛下は本日、石川県和島市に到着し、震災の影響で消失した和島朝市で犠牲者に黙祷を捧げました。地震に伴う大規模な火災で15名が命を落としたこの地で、「朝市が復興できるようになると良いですね」と優しい言葉をかけられました。
午後1時前、両陛下は自衛隊のヘリコプターで和島市に降り立ちました。その後、マイクロバスで和島朝市へ向かい、火災での被害状況を視察。さらに、避難所を訪れ、避難生活を送る人々に「お体を大切になさってください」と声をかけ、被災者を励ましました。被災者たちは両陛下の訪問に心温まる思いを抱き、勇気を与えられたと語っています。
また、両陛下は、100人以上の犠牲者を出した珠洲市にも足を運び、津波の被害を受けた港で目礼を行いました。感染症のリスクや避難所の不便さに直面する被災者たちの声に耳を傾け、地域の消防団長に感謝の意を示しました。
能登半島地震の爪痕は深く、復興への道のりは険しいですが、両陛下の訪問は被災者にとって大きな支えとなりました。今後の復興活動に期待が寄せられます。