天皇陛下がロンドンを訪問中、世界最大級の可動式防潮堤「テムズバリア」の視察を行い、洪水対策の重要性を訴えました。24日、ヘルメット姿の陛下は、かつての留学生活を思い出しながら、ロンドンの水問題に取り組む研究者としての一面を見せました。テムズバリアは、高潮による洪水からロンドンを守るための重要な施設であり、陛下はその構造や仕組みについて熱心に質問を重ねました。
陛下は、地球温暖化の影響を受けた高波に備える必要性を強調し、今後もこうした防災施設が重要な役割を果たすだろうと語りました。その姿は報道陣に向けて笑顔を振りまき、生き生きとした表情で視察を続けました。
一方、ロンドン市内では、明日行われる馬車パレードのリハーサルも行われ、両陛下は大通りを馬車で行進する予定です。馬に乗った兵士たちがパレードの流れを確認し、万全の準備を整えています。25日には、歓迎式典や晩餐会が予定されており、ロンドンの人々は両陛下の訪問を心待ちにしています。
この重要な訪問を通じて、陛下は水問題への関心を高め、国際的な連携の重要性を訴えかけています。日本とイギリスの友好関係がさらに深まることが期待される中、陛下の行動から目が離せません。