天皇皇后両陛下が、大阪関西万博会場を視察しました。明日の開会式を控え、両陛下は会場内を巡り、名誉館長の藤原紀香さんに出迎えられました。万博のシンボル、大根リングを訪れ、約12メートルのスカイウォークから、秋宮様と共に万博の意義について説明を受けられた両陛下は、耐震性や疫病の影響について質問を投げかける姿が見受けられました。
皇室と万博の関係は深く、1970年の大阪万博では昭和天皇が開会を宣言し、当時10歳の陛下も会場を訪れていました。愛知万博では上皇様が開会を宣言し、陛下が名誉総裁として開幕を知らせるスイッチを押すなど、親子3代にわたる万博との絆が強調されています。
明日の開会式には、両陛下と秋宮様が揃って出席され、陛下が開会宣言を行う予定です。万博開催国としての日本の姿勢を示す重要な瞬間が迫っています。歴史的なこのイベントに、国内外からの注目が集まる中、両陛下の訪問は万博の意義を再確認する貴重な機会となりました。