和泉雅子さん、77歳が東京都内の自宅で孤独死を遂げたことが明らかになりました。彼女は、かつて『非行少女』で名を馳せた女優であり、冒険家としても知られています。和泉さんの死は、7月9日に発生し、所属事務所が18日に発表しました。生前、彼女は自らの葬儀をプロデュースし、国別式やお別れ会を行わない意思を示していたとのことです。
和泉さんは、1947年に東京で生まれ、10歳で芸能界に入りました。日活に所属し、青春映画での活躍が光りましたが、1989年には日本人女性として初めて北極点に到達するという偉業を成し遂げました。しかし、彼女の晩年は孤独と借金に苦しむものでした。総額1億円以上の借金を抱え、体調を崩した彼女は、5月に入院し、退院後は自宅で療養していました。
彼女の死因は「原発不明がん」とされ、がんが体内に広がっているにもかかわらず、発生した場所が特定できないという非常に厄介な病気です。周囲には病状を明かさず、静かに日々を過ごしていた和泉さん。結婚歴はなく、恋愛の噂も少なかった彼女は、仕事と冒険に全力を注いできた人生を選びました。
彼女の生き様は、今の時代にこそ響く人生のロールモデルとして、多くの人々に影響を与えることでしょう。和泉雅子さんの最後の瞬間は、彼女自身の選択の結果であり、静かに自立した人生を全うした姿勢は、永遠に記憶されることでしょう。