元競泳日本代表の小嶋美紅選手が、AV女優「深海咲」として新たなキャリアをスタートさせたことが、波紋を呼んでいます。彼女はかつて世界ジュニア選手権で金メダルを獲得し、東京オリンピック出場も期待されていた逸材でしたが、大学進学後に競技から離れ、アダルトビデオの世界に飛び込む決断を下しました。
小嶋選手は2000年に大阪府で生まれ、3歳から競泳を始めました。中学時代にはジュニアオリンピックで優勝し、高校では近畿大学付属高等学校に進学。2017年には世界ジュニア選手権で200mと400m個人メドレーで優勝し、2018年のユスオリンピックでもメダルを獲得するなど、輝かしい実績を持つ選手でした。
しかし、大学進学後、彼女は精神的な問題に悩まされることとなり、最終的には競泳を辞める決意をします。大学を中退し、ウェディングプランナーとしての職を経験したものの、病院で多嚢胞性卵巣症候群と診断され、女性としての自己を見つめ直す契機を得ました。このような背景の中で、2021年に彼女はグラビアで全裸を披露し、世間に衝撃を与えました。
2022年にはAV業界へのデビューを果たし、「深海咲」として活動を開始。彼女がこの選択をした理由は多岐にわたります。水泳以外の道を知らない自身に危機感を感じ、女性としての魅力を表現する場を求め、挫折の経験を誰かの励みにしたいという思いが重なった結果です。
AV女優としてのデビューに際しては、厳しい批判も受けていますが、彼女は自身の選択を貫く姿勢を見せています。家族からの支援もあり、特に父親は温かい言葉で彼女を支え、母親も最終的には理解を示したといいます。
小嶋選手はインタビューで、AV業界での活動に一定の手応えを感じており、プロとして努力していることを語っています。また、将来的にはビジネス方面にも挑戦する意向を示しており、常に新しい道を模索しています。
元アスリートとしての経歴を持つ彼女が、AV女優として新たなキャリアを築く姿は、多くの人々にとって驚きと感動を与えています。今後、彼女がどのような選択をし、どのように活躍していくのか、注目が集まっています。