韓国出身の歌手、桂銀淑(ケ・ウンスク)が2025年4月26日と27日に、日本の新宿ヒルトンで約18年ぶりにステージに立つことが決定しました。彼女は「すずめの涙」や「夢女」などのヒット曲で知られ、1980年代から90年代にかけて日本の音楽シーンで大きな人気を誇りました。しかし、彼女のキャリアは多くの波乱に満ちており、薬物関連や詐欺罪での逮捕、さらには離婚や借金問題に苦しむこととなります。
桂は1977年にモデルデビューし、1979年から音楽活動を開始。1985年には日本デビューを果たし、瞬く間にトップアーティストの仲間入りをしました。しかし、1996年に独立後、経済的な困難が重なり、2001年には借金問題が浮上。2007年には覚醒剤所持で逮捕され、2008年に強制退去処分を受けるまでに至りました。この一連の事件は彼女のイメージに大きな傷を残しました。
その後の彼女は韓国に拠点を移し、しばらく活動をしていませんでしたが、2010年代後半から徐々に復帰を果たしました。2014年には詐欺罪で有罪判決を受け、2015年には再び覚醒剤所持で逮捕されるなど、試練が続きました。彼女には子供がいないことが一部では救いとされる一方、孤独感が深まったとも言われています。
2025年の来日公演は、彼女にとって新たな挑戦となるでしょう。ファンは彼女の復帰を心待ちにしており、久しぶりにそのハスキーボイスを聴ける機会を楽しみにしています。国際関係の変化を迎える中、彼女のステージがどのような意味を持つのか注目されます。