渡邊渚さんが自身のエッセイ「透明を満たす」を出版し、その内容が大きな話題を呼んでいます。彼女は2022年から続くPTSD(心的外傷後ストレス障害)との闘いを公表し、グラビアやフォトエッセイの活動を始めました。特に、彼女の体験がどのようなものであったのか、またその影響を受けた人々に向けたメッセージが注目されています。
渡邊さんは、2016年のミスKOコンテストのファイナリストとして注目を集め、2020年にはフジテレビに入社。しかし、2023年7月から体調不良を理由に療養を開始し、その後8月末には同局を退社しました。彼女は自身のInstagramでPTSDの治療を受けていたことを告白し、辛い日々を過ごしていたことを明かしました。
「透明を満たす」は2025年1月29日に発売され、Amazonのタレント本ランキングで1位を獲得。内容は大きく二部構成になっており、フォトパートとエッセパートから成り立っています。特にエッセパートでは、PTSDを発症してからの苦しみや、今後の人生観について語られています。読者からは、その重い内容に驚き、PTSDの恐ろしさを理解するきっかけになるとの声も寄せられています。
一方で、SNS上では賛否が分かれています。支持する声がある一方で、PTSDを公表しているのにグラビア活動ができるのかと疑問を抱く人もいます。また、渡邊さんが自身の過去のトラウマやフジテレビ退社の理由について詳しく触れないことで不満を持つ読者もいるようです。
彼女の作品は、同じ苦しみを持つ人々への励ましとなる一方、PTSDの症状やその表現方法についての理解を深めることも必要です。渡邊さんの今後の活動に注目が集まる中、彼女がどのように自らの経験を生かしていくのか、期待が寄せられています。