桑田佳祐の姉、エリ子さんが56歳で末期癌により他界したという衝撃的なニュースが飛び込んできました。エリ子さんは、桑田少年の人生において欠かせない存在であり、彼の音楽の原点とも言える存在でした。彼女の影響で桑田佳祐は洋楽に目覚め、ビートルズファンとしても知られています。
エリ子さんは、自営業を営む両親に代わって、幼い桑田を支え続けました。彼女の夢は、ジョン・レノンと結婚することだったといいます。特に彼女は、レノンの結婚式の際には、小野洋子の実家前で抗議を行い、石を投げたという逸話まであります。彼女の情熱と愛情は、桑田の音楽にも色濃く反映されています。
1975年には、飛べ大学で学びながら通訳としても活躍し、茅ヶ崎の海を守る市民団体の代表になるなど、地域に貢献していました。しかし、運命は残酷で、エリ子さんは癌の診断を受け、急速に病状が悪化。彼女の闘病生活は、愛する弟にとっても計り知れない苦しみであったことでしょう。
「高い愛のエリーは姉のことではない」と述べた桑田佳祐の言葉には、深い悲しみが滲んでいます。この悲劇的な別れは、桑田佳祐の音楽キャリアにおける重要なメッセージとなることでしょう。彼の姉との切ない絆に、多くのファンが涙を流しています。