国民民主党が揺れている。榛葉賀津也幹事長が緊急声明を発表し、選択的夫婦別姓導入に関する議論の現状を明らかにした。25日の会見で、榛葉氏は「方向性はまだ決まっていない」と強調し、慎重な議論を求めた。しかし、立憲民主党が30日に民法改正案を提出予定である中、国民民主党は他党との共同提出は考えていないと断言した。この発言は、党内外での混乱を引き起こす可能性がある。
榛葉氏は記者に「安心してください」と呼びかける場面もあり、党の立場を守ることに必死な様子が伺えた。しかし、党内では「新馬さんが必死で抑えている」という声や、党の将来に対する不安が高まっている。選択的夫婦別姓の議論が進む中で、国民民主党内の意見がまとまらず、支持層が揺らいでいるのだ。
新馬氏は「家族の一体性が重要」とし、戸籍制度の廃止は考えていないと強調。また、選択的夫婦別姓議論を「今話すべきことではない」とする意見も多く、党内の意見対立が浮き彫りになっている。この状況に対し、党員の間には「タマキさんと変わってほしい」という不満の声も聞こえてくる。
国民民主党は今後、どのようにこの危機を乗り越えるのか。榛葉幹事長が信頼を取り戻し、党の結束を図れるのか、注目が集まる。政局の行方は不透明だが、国民の声に耳を傾ける姿勢が求められている。