ウクライナのゼレンスキー大統領が、15日にトルコを訪問しエルドアン大統領と会談することを発表しました。この重要な訪問は、ロシアとの戦争交渉に向けた新たな動きとして注目されています。ゼレンスキー氏は13日の記者会見で、プーチン大統領に対し直接の首脳会談を改めて呼びかけ、彼こそが戦争を終わらせる決定権を持つ唯一の人物であることを強調しました。
ゼレンスキー氏は、プーチン大統領が直接の交渉を恐れていることに言及し、ロシア側の他の代表者との会談には応じる意向がないと明言しました。この発言は、ウクライナ側がいかにロシアとの交渉に対して真剣であるかを示すものであり、国際社会に強いメッセージを送っています。
アメリカ側からはルビオ国務長官が参加する予定であり、交渉再開の可能性が注目されています。一方、ロシアのペスコフ報道官は、プーチン大統領の出席についての見解を示し、彼の判断次第で発表されると述べましたが、プーチン氏が現地に赴く可能性は低いとの見方も広がっています。
ウクライナとロシアの運命を左右する可能性を秘めたこの会談。両国の関係が新たな局面を迎える中、国際社会の関心は高まる一方です。ゼレンスキー大統領のトルコ訪問が、平和への道筋を切り開くことができるのか、今後の展開に目が離せません。