フジテレビの遠藤龍之介副会長が、3月末に予定される第三者委員会の報告書提出を受けて辞任する意向を表明しました。これは、放送局内部での問題に対する責任を取るという形で、組織の再生を図る試みと言えるでしょう。今朝、JNNの単独取材に応じた遠藤副会長は、68歳という年齢での辞任を決断した背景には、社内での深刻な問題が横たわっています。
この辞任表明は、先週の10時間に及ぶやり直し会見から一夜明けてのことです。会見では、社長や会長が既に辞任しており、他の取締役についても責任を取るべきとの意見が強まっていました。遠藤氏は記者からの質問に対し、「私が踏み込みすぎました」と認めつつも、なぜ辞任するのかの理由を明確には語りませんでした。
この騒動は、フジテレビ内部の企業文化や体質が問われるものとなっており、SNSでは「フジテレビかわいそう」がトレンド1位となるなど、世間の注目を集めています。果たしてこの辞任が社内の改革につながるのか、今後の動向が見逃せません。企業の看板を背負う者としての責任を果たすために、遠藤氏がどのような決断を下すのか、引き続き注視が必要です。