【木村花さんの命日】5年経つも終わらぬ裁判…フジの信じがたい杜撰な対応と不誠実な態度に言葉を失う…「テラスハウス」が原因で自ら生涯を終えたプロレスラー木村花さんの母の現在の姿に涙が止まらない…
2020年5月23日、若きプロレスラー木村花さんが22歳で命を絶った。彼女の死は、フジテレビのリアリティ番組「テラスハウス」出演中に受けたSNSでの誹謗中傷によるものであった。その後の5年間、木村さんの母、京子さんは、悲しみを背負いながらもSNSでの誹謗中傷撲滅に向けた活動を続けている。木村さんの悲劇から何も学んでいないかのようなフジテレビの杜撰な対応に対し、法的手段を講じる姿勢も崩さない京子さんの姿には、強い決意が感じられる。
京子さんは、娘の死後、NPO法人「リメンバー花」を設立し、SNSの悪影響についての講演活動を行っている。彼女は、「メディアは人の人生を狂わせる力を持っている。その責任をもっと真剣に考えなければならない」と語る。京子さんの言葉は、SNSの匿名性が引き起こす無責任な中傷の危険性を浮き彫りにする。
一方、京子さんの活動は単なる悲しみの表現にとどまらず、社会に対する強いメッセージでもある。彼女は「5年も経っているのに、まだ裁判が続いているのはフジテレビに言いたいことがあるから」と明かしている。この言葉には、メディアの体制への厳しい批判が込められている。
木村花さんの悲劇は、決して忘れ去られるべきではない。視聴者はエンターテインメントを楽しむ一方で、画面の向こうにいる生身の人間たちの心に思いを馳せることが必要だ。京子さんの闘いは、私たち一人一人に問いかける。SNSの時代に生きる私たちに、何ができるのかを、今一度考える時が来ている。