大阪万博、開幕以来初の死亡者が発生!関西万博会場で24日、来場していた50代の女性が心肺停止となり、救急搬送後に死亡が確認された。女性は体調不良を訴え、診察を受けたものの容態が急変。午後2時半頃、病院に緊急搬送されたが、救急隊の心臓マッサージも虚しく、命を救うことはできなかった。
この悲劇は万博開催からわずか10日目に起こり、主催者はこれまでのところ、商病者の発生について公表を避けてきた。しかし、今後は透明性を持った情報開示に向けて調整中とのこと。万博のテーマは「命輝く未来社会のデザイン」とされているが、現実は命を守る環境整備が追いついていないという厳しい指摘がなされている。
広大な会場には日差しを避ける場所や休憩所が少なく、今後、夏場に向けて体調不良者が増加する懸念が高まっている。来場者の数は100万人を超え、混雑する中での事故が起こるリスクが増大している。遺族の悲しみとともに、このような事態を利用する動きに対する憤りも広がっている。
大阪の夏は厳しい。熱中症のリスクが高まる中、万博の安全管理体制が問われる。亡くなった方に対する哀悼の意を示しつつ、今後の対策に注目が集まる。万博の華やかさの裏に隠れた現実を、私たちは忘れてはならない。