天皇皇后両陛下が、岡山県の豪雨被災地を訪問し、犠牲者に黙とうを捧げました。これは、2018年の西日本豪雨で74人が命を落とした地域を初めて訪れるもので、両陛下の訪問は復興への強いメッセージを発信するものとなりました。
午後4時、倉敷市馬町に到着した両陛下は、浸水被害を受けた地域の復興状況を視察。地元の市長から、川の氾濫が引き起こした被害の説明を受けながら、復興への努力を称賛しました。両陛下は「最も苦労されたことは何ですか?」などと質問を重ね、地元住民との懇談を行い、彼らの思いや困難に寄り添いました。
訪問中、両陛下は犠牲者に祈りを捧げた後、復興に尽力してきた地域の人々とも交流。「大変でしたね」と声をかける姿が印象的でした。両陛下の存在は、被災者たちにとって大きな励ましとなり、復興への希望を与えるものです。
岡山県での2日間の日程を終えた両陛下は、夜に東京へ戻る予定です。この訪問は、被災地の人々にとって、忘れられない瞬間となることでしょう。天皇皇后両陛下の行動が、復興の象徴として心に刻まれます。