両陛下、チャールズ国王夫妻との歴史的な馬車パレードと国賓晩餐会に向け、緊迫した雰囲気の中、イギリスを訪問中の天皇陛下と皇后陛下が登場しました。およそ400名の招待客が見守る中、陛下はレセプションに出席し、英語と日本語を交えながら出席者との歓談を楽しみました。
この訪問は、両陛下が共に長い年月を過ごした思い出深いイギリスでの公式行事であり、特に期待されているのが、28日のオックスフォード大学訪問です。陛下は、1985年の留学時に参加した新年会の思い出を語り、当時の案内役が今回初めてメディアに登場し、当時の交流の様子を振り返りました。
一方で、歴史的な背景も忘れてはなりません。前回の訪問から26年、当時バッキンガム宮殿への道中での抗議活動が記憶に新しい中、今回の歓迎パレードはどのような形になるのか、注目が集まります。リハーサルが行われる中でも、道沿いには多くの人々が集まり、緊張感が漂っています。
両陛下はまもなく、チャールズ国王と共に馬車に乗り、バッキンガム宮殿へ向けて出発します。その瞬間を心待ちにしている人々の期待は高まる一方、歴史的な行事が再び新たな幕を開けるこの瞬間が、どのように記憶されるのか、目が離せません。