日本テレビの「24時間テレビ」が再び物議を醸しています。今年の放送では、伝説のプロ野球選手・長嶋茂雄氏の登場が噂され、視聴率向上を狙った「感動の演出」が疑問視されています。毎年恒例のこの番組は、視聴者からの「偽善的」との声が高まり、特に2020年のコロナ禍においてはその存在意義が問われました。
ニテレ社長の小杉吉信氏は、社会的使命を強調しながらも、視聴率を稼ぐための手段として長嶋氏を利用するのではないかとの懸念が広がっています。ネット上では、「長嶋さんを出すのは視聴率稼ぎだ」との厳しい意見が噴出。「感動」を売りにする一方で、制作費や出演者ギャラの透明性が求められる中、視聴者の信頼を損ねる結果となっています。
「チャリティ番組」としての名目は薄れ、実態は「ニテレの集イベント」に過ぎないとの指摘も。視聴者は、「本当に使命感があるなら、利益を寄付すべきだ」との声を上げています。長嶋氏の健康を思いやる意見も多く、彼を「感動の道具」として扱うことへの反発が強まっています。
このような状況下で、果たして「24時間テレビ」は視聴者の期待に応えられるのか。番組の存在意義が問われる中、視聴率市場主義の影に隠れた真実が浮き彫りになっています。視聴者の反応は冷ややかで、果たして今年の放送はどのような結果を迎えるのか、目が離せません。