元女流棋士でタレントの林葉直子さんが、再び余命宣告を受けた。56歳の彼女は、重度のアルコール性肝硬変と闘っており、医師からは「移植しなければ余命は1年」と告げられた。林葉さんは、過去の壮絶な人生を振り返りながらも、明るい笑顔を絶やさず、「いつ死んでもいい」と語る。
彼女の波乱万丈な人生は、将棋界での成功から始まった。14歳で女流王将を獲得し、10連覇を達成した天才棋士。しかし、その裏には父親からのDVという暗い過去があった。父親は警察官でありながら、家庭内では暴力を振るい、林葉さんは中学時代に将棋界の巨匠に弟子入りするも、父親の支配下に置かれていた。
さらに、1990年代には中原誠十段との不倫が発覚し、妊娠騒動やストーカー行為を巡るスキャンダルに巻き込まれた。将棋界に衝撃を与えたこの事件は、彼女の人生にさらなる波乱をもたらした。2006年には自己破産を経験し、経済的な苦境にも直面した。
現在、福岡で母親と共に生活しながら、彼女は健康を取り戻すために努力を続けている。食事を見直し、生活習慣を改善し、病気と戦う姿勢には多くの人々が励まされている。彼女は、「まだ何かやれることがある」と希望を持ち続けている。
林葉直子さんの未来は不透明だが、彼女の強さと明るさは変わらない。今後も彼女の動向に注目が集まることだろう。