天皇皇后両陛下が土砂災害被災地へ 広島市安佐南区を訪問 土石流防ぐダムを視察し犠牲者に黙礼

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天皇皇后両陛下が、広島市安佐南区での土砂災害被災地を訪問しました。この訪問は、11年前の大規模な土砂災害で77人が命を落とした場所であり、両陛下はその犠牲者に深い哀悼の意を表明しました。気温が30度を超える中、両陛下は現地の人々に手を振りながら、土石流を防ぐために整備されたダムの視察を行いました。

両陛下は、当時の状況や川の流れ、ダムの仕組みについて専門家から説明を受け、その後、かつて多くの住宅が押し流された地点を見つめ、痛ましい思いを馳せました。「本当に大きな被害だったんですね」と、陛下は質問を重ね、被災地の現実に深く心を寄せている様子が伺えました。

この訪問は、戦後80年を迎える広島において特別な意味を持ちます。午後には、原爆被害者の方々から直接お話を伺う予定で、両陛下の思いやりと関心が改めて示されています。広島市民にとって、この瞬間は希望と連帯の象徴となることでしょう。両陛下の訪問は、過去の悲劇を忘れず、未来に向けた強いメッセージを発信しています。

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