旧ジャニーズ事務所の崩壊が加速している。元V6の井ノ原快彦に対するパワハラ疑惑が浮上し、芸能界全体が揺れている。中居正広の電撃引退や国分大地の無期限活動休止に続き、今度は井ノ原がジュニアに対して不適切な行動を取っていたという衝撃の報道が飛び込んできた。これは単なる個人の問題に留まらず、旧ジャニーズ事務所、現在のスタートエンターテインメントのコンプライアンス意識に深刻な疑問を投げかけている。
文春の報道によれば、井ノ原は10代のジュニアには優しく接する一方、20代のジュニアには怒鳴ることもあったという。スタートエンターテインメントはこれを否定しているが、次々と明るみに出るハラスメント問題に対して世間の目は厳しい。井ノ原は先月、同社のCMOを退任したばかりであり、このタイミングでの報道はまさに悪目立ちだ。
さらに、タレント業を引退した東山紀之も過去のセクハラ疑惑に直面し、元ジャニーズジュニアからの告発が相次いでいる。これらの問題は、旧ジャニーズ事務所が長年にわたり抱えてきた企業文化やコンプライアンス体制の不備を露呈している。特に、若い世代を指導する立場にある人間からのハラスメントは、彼らの人生に深刻な影響を及ぼす可能性がある。
スタートエンターテインメントは、過去のしがらみを断ち切り、新たなスタートを切る必要がある。透明性の確保やハラスメント対策の強化が求められる中、今後のタレントたちの未来を守るために、組織全体の意識改革が急務だ。芸能界は夢と希望を与える場所であるべきであり、そのためには高い倫理感と責任感が求められる。