ブロックレスナーとカートアングルのシュートファイトが発生したWWEの黒歴史と呼ばれる事件とは?

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2002年5月、WWEのチャーター機内で発生した「地獄の飛行機移動」と呼ばれる事件が、再び注目を集めています。この事件は、酔っ払ったレスラーたちによる暴力沙汰とセクハラが引き起こした、WWEの黒歴史として語り継がれています。ブロック・レスナーとカート・ヘニングの間で繰り広げられたシュートファイトは、その中心的な出来事でした。

ロンドンでのイベントを終え、アメリカに帰る途中の飛行機。レスラーたちは祝杯をあげ、酒に酔いしれていました。しかし、仲の良かったレスナーとヘニングの間に火花が散ります。酔ったヘニングが「自分の方がレスリングが上だ」と主張したことで、二人は真剣勝負に突入。機内は瞬く間に修羅場と化し、激しい取っ組み合いが繰り広げられました。最終的にレスナーはヘニングを非常口に押し付ける形で、事態はエスカレート。周囲のレスラーたちが必死に二人を引き離しました。

この騒動の結果、WWEの社長ビンス・マクマホンはカート・ヘニングを解雇。レスナーには特にお咎めなしでしたが、ヘニングはその後、薬物中毒によって命を落とすことになります。この事件は、WWEの裏側に潜む危険な文化を浮き彫りにし、今なお多くのファンの記憶に残っています。

さらに、同じ飛行機内では、リック・フレアーやスコット・ホールらによるセクハラ事件も発生。フレアーは酔った状態で客室乗務員に対して不適切な行動をとり、ホールもまた同様の問題を抱えていました。これらの出来事は、WWEの名声に大きな傷を残し、レスラーたちの行動がどれほど危険であったかを物語っています。

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