女子ゴルフ界に衝撃が走っている。AIG全英女子オープンの第2ラウンドで、日本の若きゴルファー、山下美夢有選手が首位を独走し、武田麗央選手が2位に位置するという快挙を成し遂げた。この日本人選手たちのワンツーフィニッシュが現実味を帯びており、米国メディアもその快進撃に大興奮している。
大会の舞台はウェールズのロイヤルトースコールゴルフクラブ。山下選手は通算11アンダーで単独首位に立ち、武田選手も8アンダーで2位をキープ。特に山下選手の第2ラウンドは圧巻で、ノーボギーの65をマークし、他の選手を圧倒するパフォーマンスを見せた。彼女は1番ホールからバーディを奪い続け、まるで別のコースでプレイしているかのような安定感を発揮した。
武田選手も負けじと、1イーグル、3バーディ、2ボギーでスコアを伸ばし、冷静にプレイを続けている。彼女たちの強さは、リンクスコース特有の厳しい条件にも関わらず、安定したゴルフを展開している点にある。現在、3位以下の選手たちは通算4アンダーで並んでおり、山下選手とは実に7打差。これは、メジャー大会で日本勢がこれほどのリードを持つことが極めて珍しい状況だ。
米国のゴルフ専門メディアは、山下選手と武田選手が日本の女子ゴルフ界に久々のメジャータイトルをもたらす絶好のチャンスだと報じており、期待が高まっている。特に、山下選手は世界ランキング15位であり、彼女のパフォーマンスに注目が集まっている。
大会は残すところ2日。もしこのまま山下選手と武田選手が首位を守り抜けば、日本人によるメジャー制覇が現実のものとなる。ゴルフファンにとって歴史的瞬間が訪れるかもしれない。週末の決勝ラウンドに目が離せない。日本の女子ゴルフ界が再び世界にその実力を示す瞬間を、心から期待したい。