中居正広氏とフジテレビの間で発生した一連のトラブルが、最近の調査報告書によって新たな展開を迎えています。2023年6月、元フジテレビ女性アナウンサーA氏との間に起きたとされる性的トラブルが発端となり、中居氏は今年1月に芸能界からの引退を表明しました。報告書は、事案が業務の延長上で発生した性暴力であると明言し、フジテレビのハラスメントに対する意識の低さを指摘しました。
報告書によると、A氏はトラブル後に精神的・肉体的なショックを受け、入院する事態に至ったと主張。中居氏はA氏の入院理由について、自身の責任を否定する発言をしたとされ、ネット上では批判が噴出しています。また、中居氏がフジテレビの編成幹部に対して、A氏からのメッセージを削除するよう指示したことが明らかになり、325件の削除メールが発見されました。
さらに、フジテレビの内部での情報共有の不備や、上層部と有名タレントとの癒着が問題視されています。特に、過去に発生した類似の問題に対する適切な対処がなかったことから、同社の企業体質が厳しく批判されています。
中居氏に対しては、今後刑事告発の可能性も残されており、証拠隠滅の疑いがある中で、捜査が進む可能性も否定できません。一方で、フジテレビは税務調査の対象になる可能性もあり、今後の展開が注目されます。今回の事件は、芸能界全体に影響を及ぼす恐れがあるため、さらなる事実が明るみに出ることが期待されています。