元フジテレビの顧問弁護士、菊間千乃氏がテレビ朝日の「モーニングショー」を欠席し、逃亡の噂が広がっている。フジテレビの深刻な性暴力問題を巡る調査が進む中、菊間氏は中島プロデューサーらとのショートメール325件を削除し、証拠隠滅を図ったが、復元されてしまい、その内容が全て明らかになった。
この問題は元フジテレビアナウンサーへの性暴力事件に端を発しており、調査報告書では中井正弘氏が加害者として名指しされている。報告書には、中井氏が被害者を食事に誘った経緯や、力関係を利用した状況が詳細に記されており、被害者はPTSDと診断される深刻な状態にある。
菊間氏は自らフジテレビの顧問弁護士であることを明言しながらも、問題発覚後は姿を消す態度を示し、SNS上では批判が相次いでいる。「都合の悪い時には逃げる」との声も多く、視聴者からの信頼は揺らいでいる。
さらに、報告書では中島プロデューサーが菊間氏と共に証拠隠滅を図ったことが判明。菊間氏が加害者側の代理人に就任していることからも、二重の立場に対する疑念が強まっている。フジテレビはこの問題に対する適切な対応を怠り、組織全体の隠蔽体質が浮き彫りになった。菊間氏の逃亡劇は、問題の深刻さを一層際立たせている。今後の展開から目が離せない。