フジテレビの佐々木恭子氏が、渡邊渚氏に対して「SNSをやめろ」との発言をしたことが波紋を呼んでいる。事の発端は、女性Aが入院中に自身のInstagramに自撮り写真を投稿し、その心情を綴ったことにある。この投稿は様々な反響を呼び、ネットニュースでも取り上げられた。
しかし、女性Aの発信に対しては批判やネガティブなコメントが寄せられ、彼女の病状に悪影響を及ぼすのではないかとの懸念が高まった。これを受けて、フジテレビは社内で対策を検討したが、広報部やコンプライアンス部門には情報が共有されていなかったという。最終的に、F氏から女性Aに対し、発信を控えるよう伝えることになった。
F氏は、女性AのInstagram発信の意図や思いを聞いた上で、病状の発信がマイナスイメージを持つことを懸念した。しかし、女性Aは「私から社会とのつながりを奪うのか」と訴え、発信が彼女にとって生きる支えであったことを強調した。佐々木氏は、こうした女性Aの立場を理解し、より寄り添うべきだったと指摘している。
今回の件は、企業が個人の表現の自由に過度に干渉することの是非を考えさせるものであり、病気で苦しむ人々が社会とのつながりを保つことの重要性も浮き彫りにしている。佐々木氏は、渡邊氏が感じた孤独や発信の意義を理解していたのか疑問を呈し、より適切な伝え方が求められると結論づけた。