元SMAPの中居正広が、フジテレビの調査委員会において「俺のせいじゃない」と発言したことで、物議を醸しています。この発言は、元フジテレビ女性アナウンサーAさんとのトラブルに関するもので、2023年6月に発生した事件に起因しています。
Aさんは、中居が所有するマンションでの出来事を受けて、精神的および肉体的なショックに苦しみ、入院したと主張しています。フジテレビは事態を重く見て第三者委員会を設置し、400ページに及ぶ調査報告書を2025年3月31日に発表しました。この中で、事件は「業務の延長線上での暴力」と認定され、企業のハラスメントに対する意識の低さが指摘されました。
中居は、Aさんの入院について「仕事や家族関係の影響かもしれない」と述べ、自身の責任を回避する姿勢を見せました。この発言はネット上で批判を呼び、被害者の苦痛を軽視しているとの声が上がりました。
さらに、調査報告書では、中居がフジテレビの編成幹部に送ったショートメールにおいて、Aさんからのメッセージを削除するよう指示したことが明らかになりました。フォレンジック調査の結果、325件ものメールが削除されていたことが発覚し、証拠隠滅の疑いが強まりました。
また、中居とフジテレビ上層部の関係が疑問視されており、過去の類似事例も浮き彫りになっています。特に、10年以上前の女性社員に対する不適切な行動が報告書に記載されており、企業の体質に対する批判が高まっています。
これらの問題が明るみに出たことで、中居のイメージダウンは避けられず、フジテレビにも厳しい目が向けられています。今後、Aさんが告訴に踏み切る可能性も残されており、さらに大きな波紋を呼ぶことが懸念されています。