【自給自足】青森県で親子3人が挑む手づくり生活が注目を集めている。1年間にわたり取材を続けた『バンキシャ!』が、その実態を明らかにした。雪に覆われた冬の日、4歳の大地君が笑顔で出迎える田村さん一家。その生活は驚くべき自給自足のスタイルで成り立っている。
田村さんたちは、太陽光発電を利用し、使う水は敷地内の水源から汲んできたもの。毎月、山から飲料水を100L運び、厳しい環境下で自らの手で作った味噌や納豆を食べる。トイレは手作りで、トイレットペーパーの代わりにふきの葉を使用。排泄物は畑の堆肥となり、自然の循環を実現している。
この家族の理念は、未来のために環境に優しい生活を選択すること。子供たちに持続可能な生き方を教え、無駄なゴミを出さず、自然と共に生きることを実践している。田村さんは「自分たちが食べる分は自分たちで作る」と語り、無理のない自給自足を目指す。
最近、田村さんの暮らしに関心を持つ人々が押し寄せ、見学イベントが開催されるほどの反響を呼んでいる。参加者は、環境問題への意識を高め、自身の生活に取り入れようとする姿勢を見せている。この家族の取り組みは、まさに今、私たちが直面する課題への答えを示している。次世代のために、持続可能な生活がこれほどまでに注目される時代が到来しているのだ。