日本のアイドル文化の巨星、振付師の夏真弓(なつまゆみ)さんが、2023年6月21日、ガンとの壮絶な闘病の末、63歳でこの世を去りました。彼女の死は、多くのファンや関係者に衝撃を与えています。葬儀は遺族の意向により、近親者のみで執り行われました。
夏真弓さんは、AKB48やモーニング娘。など、数多くのアーティストの振付を手がけ、アイドル文化の基礎を築いてきた伝説のダンサーです。彼女の振付は、300組以上のアーティストに影響を与え、特にAKB48の初期メンバーたちに深い思い入れを持っていました。元リーダーの前田敦子さんの才能を見出し、センターに押し上げたのも彼女の功績です。
しかし、彼女はAKB48の振付を担当した後、モーニング娘。に専念することを決断しました。この選択は、グループ間の確執を引き起こしたとも言われています。彼女の影響力は計り知れず、AKB48の存続を左右するほどでした。
夏真弓さんは、2006年に結婚しましたが、夫の詳細は謎に包まれています。彼女は、ダンスを通じて日本を元気にしたいという思いから、自身の体験を多くの人に伝える活動を続けていました。遺作となる著書『人はいつでも誰だってエースになれる』が今年3月に刊行され、彼女の思いが詰まっています。
夏真弓さんの功績は決して色褪せることはありません。彼女の死は、アイドル文化の一時代の終焉を意味します。心よりご冥福をお祈りいたします。