韓国俳優ソン・ジェリムさん(39)が11月12日に自宅で亡くなったことが確認され、その死因には日本人とされるストーカーからの脅迫が影を落としている。韓国メディアの報道によると、彼は生前、特定のファンからの執拗な攻撃を受けており、その内容は脅迫やプライベートな情報の暴露に及んでいたという。特に、投稿者の国籍が不明である一方、一部メディアはその人物が日本人であると報じている。
ソンさんは、4月から最近まで続いた悪質なメッセージに苦しんでいたとされ、その中には家族や知人の写真がSNSで公開されるなどの被害もあった。彼のSNSアカウントには、彼に向けた批判的なコメントが日本語やハングルで書き込まれていたとされ、ファンの間では「迷惑なファン」として注目されていた。
彼が亡くなる数週間前には、インスタグラムの名前を「長い旅の始まり」に変更しており、何らかの心境の変化があったのではないかとも囁かれている。ソンさんは、17年間の俳優活動を通じて貯めたお金でマイホームを購入したことを語っており、彼の生活は一見安定しているように見えたが、内心に抱えた苦悩は計り知れないものだった。
警察は自殺の可能性は低いと見ており、遺書が残されていることから、厳重な調査が必要とされている。ソン・ジェリムさんの突然の死は、多くのファンを驚愕させ、SNS上では悲しみに満ちた追悼の声が寄せられている。今後、事件の真相解明が求められる中、韓国社会における誹謗中傷の問題も再び浮き彫りとなっている。