TBSの山本恵里伽アナウンサーが、報道番組の中で発表した発言が波紋を呼んでいる。7月12日に放送された「報道特集TBSK」で、彼女は外国人政策に対する不安を語り、日本人ファーストを掲げる政党に対して疑問を呈した。この発言が特定の政党への投票をためらわせる意図があるのではないかと指摘され、抗議の声が殺到している。
視聴者からは「怒りを覚えた」といったコメントがTBSアナウンサー公式Instagramに寄せられ、放送倫理に反するとの意見も上がっている。さらに、放送内容の訂正を求める声が上がり、放送倫理番組向上機構(BPO)にも意見が提出される事態に発展している。
山本アナの過去の発言も問題視されており、6月15日のラジオ番組での出来事が記憶に新しい。ゲストの田原俊彦さんが性的なニュアンスを含む発言をした際、彼女は明確に拒絶の意を示した。このプロフェッショナルな姿勢が評価される一方で、今回の発言が中立性を欠いているとの批判も強まっている。
TBS社内でも賛否が分かれている模様で、「アナウンサーは事実を伝えるだけでいい」との声が上がるなど、メディアの在り方が問われている。山本アナの発言は、選挙報道における中立性の重要性を再認識させるものであり、今後の展開に注目が集まる。