和泉雅子さんが急逝、77歳。日本初の女性北極点到達者として名を馳せた彼女が、東京都内の自宅で静かに息を引き取りました。闘病生活を送っていた彼女は、5月に自宅で倒れ、その後は自宅療養を続けていましたが、今月9日に急変したとのこと。関係者によると、彼女は自身の意向で国別式やお別れ会を行わないことを決めていたといいます。
和泉さんは1961年に日活に入社し、映画「非行少女」で一躍スターダムにのし上がりました。その美貌と演技力で多くのファンを魅了し、特に「日活三人娘」として知られる存在でした。しかし、私生活は謎に包まれ、結婚歴はなく、恋愛の噂すらほとんどありませんでした。彼女の母親が恋愛禁止令を出し、26歳まで母親の監視下にあったことが、その理由の一つとされています。
晩年は北海道に別荘を持ち、ボランティア活動にも精力的に取り組んでいました。冬には子供たちを集めて遊びを企画し、地域の人々からも愛されていました。さらに、彼女は仏教に関心を持ち、絵を通じてその思いを表現していたことも知られています。
和泉雅子さんの突然の死は、多くの人々に衝撃を与えています。彼女の遺したメッセージやその生き様に、私たちは深い感動を覚えずにはいられません。彼女の存在は、これからも多くの人々の心に生き続けることでしょう。