元WBC世界バンタム王者の辰吉丈一郎が、井上尚弥の衝撃的な実力について語った。特に、先日の井上対ネリ戦における彼の冷静な対応が、ボクシング界に衝撃を与えている。辰吉は、井上が初めてダウンを喫した際の反応に注目し、「あの瞬間、井上は焦らずに膝をつき、カウントギリギリまで待った。これは練習で想定していたからこそできた対応だ」とその冷静さを称賛した。
井上は、試合後に「8カウントまで膝をついて休むことが重要だった」と語り、ダウンから立ち上がる際のリスクを理解していたことを明かした。このような思慮深さは、彼のボクシングキャリアにおける初のダウンにもかかわらず、冷静に対処できる能力を示している。
さらに、辰吉は井上の実力を「2階級で4団体統一という偉業は簡単ではない」と強調し、彼の存在が他のボクサーと一線を画していると述べた。特に、井上がリング上で見せる圧倒的なパフォーマンスは、ボクシング界に新たな伝説を築く可能性を秘めている。
一方で、井上の次戦が未定となる中、対戦相手のサム・グッドマン陣営が消極的な姿勢を見せている。この状況に対し、ボクシング界は注目しており、井上の今後の動向がますます気になるところだ。果たして、井上は次にどのような戦いを繰り広げるのか。ボクシングファンの期待が高まる中、彼の名勝負が待たれる。