人気ロックバンド「ミセスグリンアップ」が開催した10周年記念ライブが、思わぬ騒音問題で物議を醸しています。2025年7月26日と27日に横浜の山下不特会場で行われたこの大規模な野外イベントに対し、周辺住民からの苦情が殺到。運営側は、近隣住民に対して事前に案内を行い、法令の音量基準を守っていたと主張していますが、当日の強風によって音が予想以上に広がり、住民に深刻な騒音被害をもたらしました。
この事態を受け、ユニバーサルミュージックは公式サイトで謝罪を発表。「多大なる迷惑をおかけしました」としながらも、事前の音響シミュレーションを行っていたことを強調。しかし、自然現象による予測不可能な影響が、騒音トラブルを引き起こしたことは否定できません。
ネット上では、住民の苦情に対する理解を示す声や、運営側の準備が不十分だったとの批判が相次いでいます。「風のせいという言い訳は苦しい」との厳しい意見も。ファンからは「謝罪だけではなく、何らかの補償が必要では?」との声も上がっています。
今回の事件は、都市部での大規模野外イベントが抱えるリスクを浮き彫りにしました。今後、こうした不確定要素をどう計画に組み込むかが、主催者にとっての重要な課題となるでしょう。ミセスグリンアップのライブは、記念すべきイベントであったはずが、周辺住民との関係に深刻な影を落とす結果となりました。