千葉県船橋市立の中学校が、修学旅行先を2025年に開催される関西万博からユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に変更したことが明らかになりました。学校側はこの決定について、万博会場内でメタンガスが検知されたことを主な理由として挙げています。
修学旅行は当初、2024年3月に予定されており、万博会場を含む関西方面への訪問が計画されていました。しかし、万博会場では開幕の13日前にメタンガスの濃度が危険なレベルに達したため、安全面に不安が広がりました。特に、万博会場のトイレの配管ピットにメタンガスが溜まり、爆発事故が発生する可能性が指摘されていました。
この状況を受けて、学校側は保護者からの安全に関する要望を受理し、11日に保護者会を開催。生徒たちの安全確保に自信が持てないとして、修学旅行先をUSJに変更することを決定しました。保護者からは「命の危険があるところには行かなくて本当に良かった」との声が挙がり、学校の判断を支持する意見も多く寄せられています。
生徒たちはUSJで楽しい思い出を作ることができると期待されており、他の学校にも同様の慎重な判断を求める声が高まっています。安全が最優先されるべきであるとの意見が広がる中、この中学校の動きは、今後の修学旅行における安全対策の一つの参考となるでしょう。