Mrs. GREEN APPLEが騒音問題でファンと近隣住民との対立が激化しています。横浜市の山下埠頭で行われたミセスの10周年野外ライブでは、その音量が川崎や大田区にまで届くほどで、通報が相次ぐ事態となっています。

横浜市山下埠頭で開催された人気ロックバンドMrs. GREEN APPLEのデビュー10周年記念ライブが、近隣住民との激しい対立を引き起こしています。2日間で10万人を動員したこのイベントは、夜空に美しいドローンアートを描いたものの、その音は川崎市や大田区にまで届くほどの騒音となり、住民からの通報が相次ぎました。

ライブ当日、SNSには「窓を閉めても聞こえる」「隣の家かと思うくらいの音」といった悲鳴が溢れ、異変を感じた住民たちは、警察に通報する事態にまで発展しました。この騒音は、音響特性により低音が遠くまで響き渡り、音楽のメロディは消え去ってしまったのです。

運営側は騒音対策を計画していたものの、事前の住民への配慮が欠けていたことが問題視されています。公式サイトにはファンへの注意喚起はあったものの、近隣住民への告知は皆無でした。この対応に対し、住民たちは「配慮が足りない」と不満を募らせており、ファンとの間に深刻な対立が生まれています。

一部のファンは、騒音被害を訴える住民に対して攻撃的な言葉を浴びせるなど、事態は泥沼化。SNS上では互いの正義がぶつかり合い、さらなる混乱を招いています。この問題は単なる騒音トラブルにとどまらず、エンターテインメントビジネスと地域社会との共存という根本的な課題を浮き彫りにしています。

今後、運営側は被害を受けた住民への誠意ある謝罪と再発防止策を示さなければならないでしょう。このような事態が二度と起こらないことを願うばかりです。

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